2016/05/07
地震が起きた直後もそうですが、落ち着いてからがまた大変です。
東日本大震災の際に、私の住む地域も震度5強の揺れにより、液状化が起こり、住宅が傾くなどの被害が出ました。また断水や停電により、避難生活を余儀なくされていました。
そういった方たちと接しての教訓として。
ライフラインの復旧を待つ間、自宅に戻って家の片付けや修復を行う際に、一つだけ絶対にやっておくべきことがあります。
「片づけ前に写真を撮る」
ということです。
地震保険に入っている方はもちろんのこと、入っていない方も。
少し経つと自治体に「り災証明書」の発行を申請することになりますが、自治体から派遣された調査員が、その被災状況や程度を判断します。
以下内閣府のホームページに記載された内容です。
この判定結果が、後々の支援に大きな差を生むのです。
想定よりも低い判定になることも多々あり、行政との間の交渉にも大きな時間が割かれる場合もあります。
だからこそ、
論より証拠。
ということだと思います。
私の周りでも、被災者が任意団体を作り、行政と長い間交渉をしていました。そういった方に中には、傾いた家を手放し、引っ越し、そして二重ローンなどで、苦しい状況に陥っている方もいます。
だからこそ、不毛な言い争いにパワーを使うのを避けるためにも、一手間かけていただくと良いかと思います。